音色で色分けする

学生時代も含め今も本を読むときに大事なところにマーカーを引くということをよく行います。

要点を目立たせて記憶の助けとする。

よく使う方法です。

ただ、税法理論については要点を押さえた程度では、ライバルとの差は全然つきません。
そのぐらいの勉強は合格を目指す人なら誰でも行なっています。

とはいえ、「色によって記憶の助けとする」という方法は割と有効なようです。

でも、実際のところマーカーで色分けするとして、何種類のマーカーで色分けできるでしょうか?
5ー10色といったところだと思います。

それぐらいだと本当に理論暗記を助けるには若干役不足です。

話は変わるようですが、「共感覚」という能力の持ち主について聞いたことがあるでしょうか?
いろいろな能力があるようですが、
「共感覚」を持つ人たちの中には、「文字に色を感じる」という人たちがいるそうです。
(「8はオレンジ」とか「税は緑」という感じのようです。)

私は全くそうした能力はないので、感覚的にはわからないのですが、
そうした人たちの話によると「色分けされていて少し記憶しやすい」ということでした。

トレーニングで身につく能力ではないようなので、どうしようもないのですが、
文字がすべて色分けされていると記憶に残りやすいということがあるそうです。

特殊能力の人の話なので、一般の私たちには役に立たないと思っていたのですが、
「色分けされていると記憶しやすい」というところは「替え歌暗記法」に通じるところがあります。

替え歌暗記法は理論の文章を自分の好きな曲のメロディーにのせます。
メロディは日本語で音色とも表現します。

音色には何色あるでしょうか?

音程、高さ、長さ、リズム
そうした要素を考慮すると無限に音色があることがわかります。

音色があるだけで一つの文章を何百何千色で色分けできるということです。

みなさんの理論暗記は「白黒」ですか?「カラー」ですか?

ぜひカラーで覚えて合格を勝ち取りましょう。