1点の重み

そろそろ直前期という時期になります。

 

受験生のみなさんもこれから必死になることと思います。

 

『税理士試験-替え歌暗記法』には、理論暗記対策については書いたものの、税理士試験の受験対策という全般的な内容についてはほとんど触れませんでした。

 

他の書籍や合格体験談に似たようなことが、たいてい書いてあるからです。

 

それで、ここまで特に触れなかったのですが、最近ふと思うことがあったので少しそれを書きたいと思います。

 

それは、「1点の重み」です。

 

中学校ぐらいからだいたいの人が定期テストというものを経験して教育を受けてきます。

 

私の経験上、「それなりに勉強ができる」という自覚がある人であれば、きちんとさぼらず一生懸命勉強すると80点ぐらいまでは普通に点がのびるものです。

 

そこから、90点まで10点プラスさせるためには、80点までの10点分とは全く量の違う勉強が求められます。

 

80点から90点になるためには、感覚的には80点の1.5倍から2倍は勉強しなければなりません。

 

そして、90点から95点に5点アップさせるためには、たいていの場合90点までの勉強量の倍の勉強量が必要になります。

 

また、95点を98点にするために倍の勉強量を要し、98点を100点にするためには、98点までの3~5倍ぐらいの勉強量が必要になります。(ケアレスミスさえなくすというのは、よほど慣れて気持ちにも余裕ができないとこなせないものです。)

 

わかりやすくするために、

80点までの勉強時間を1時間(1点に0.75分)とすると、

90点までには1.5~2時間(1点に1~1.33分)

95点までには3~4時間(1点に1.89~2.5分)

98点までには6~8時間(1点に3.6~4.8分

100点までには18~40時間1点に10.8~24分

ぐらい勉強しなければなりません。

※しかもケアレスミスはだれでも生じますから気を抜くと5点ぐらいすぐにミスします。

この感覚が、普通の中学校のテストの感覚であり、これに気付かない人はいつまでたっても「2,3点差で勝てない」という状況が続きます。(自分が負けた相手の半分ぐらいしか勉強していない事実に気づかないのです。)

 

ただ、少し考えれば、応用論点の方が基本論点よりも上記の図でも何倍も面積が広いことに気づきます。応用論点で点をとって2,3点差をつめるためには、基本論点の勉強量の何倍も勉強しなければならないのです。

 

税理士試験においては、学校のクラスよりも全体のレベルが高くなりますが、1点の重みがだんだん増しているという事実は同じです。(個人的には中学校のテストの98点~100点が合格ラインというイメージかな・・と思います。)

 

この事実に気づかないで、「合格ラインまであと2,3点だから大丈夫」と安心して何年もAランク不合格という人たちが割と存在するようです。

 

確かに合格ラインぎりぎりの人が少しミスをしたらアウトです。しかし、合格ラインに1点満たない人が何かの拍子に1点とって合格できるかというと、意外とそういうモノではありません。

 

1点落とすのは簡単でも、合格ラインぎりぎりのところで1点を積上げるのは大変な努力が求められます。

 

ハイレベルな争いにおける1点というのは、下手をするとこれまでの勉強量の何倍もの勉強量をこなさないと取れなかったりします。

 

当たり前の話なのですが、この違いを理解せず、まるで50点と51点の1点差のように、90点と91点を語っている人は延々とベテラン受験生になりやすいです。そうした人には「合格者」と「ベテラン受験生」の違いもわからなくなっているのかもしれません。

 

理論暗記においても同様です。

「全体に8割、9割書ける人」と「100%書けるようになった人」とは全く勉強の質も量も異なります。おのずと本試験での点も変わってきます。

 

『税理士試験-替え歌暗記法』で精度100%の暗記を目指しましょう。

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