この週末に、友人と九九の歌の話をしました。
年はそれほど変わらないのですが、友人は九九を歌では覚えなかったそうです。
30を過ぎて数学などに触れることはお互いなくなりましたが、彼は数学が苦手で、私は数学が割と得意です。
最初は、「歌で覚える」というただそれだけのことですが、小学校低学年の時に、歌があるというただそれだけで自分は、「算数が得意だ!」と思えました。計算プリントを誰より早く終えられたからです。
しかし、大人になって、世間を見ると、世間には暗算の天才やそろばんの達人など、自分よりはるかに計算力に優れた人がたくさんいることに気付きます。
要するに、「算数が得意だ!」ということは単なる思い込み・勘違いだったわけです。
ですが、その勘違い・思い込みがあるかどうかで、その後の勉強意欲が変わって来ました。
そこで、
「九九というのは、算数・数学の入口なので、意外とその後の数学に対する苦手意識と大きく関係するのではないか。数学が好きになったり嫌いになったりということが『たかが替え歌、されど替え歌』なんじゃないかな」という論理を友人に対して展開してみました。
そして、あっさり聞き流されて「大げさだ」と否定されました。(笑)
そんな小噺です。