偏差値32の田村淳が100日で青学一直線〜学歴リベンジ〜

税理士試験の受験生はあまり見ないかもしれないですが、

最近話題のAbemaTVでちょっと興味深いことを武井壮さんが話していました。
  
税理士試験の受験生にも結構役立つ考え方かなと思ったので少し紹介します。
【#3 不可能を可能に人生変えちゃうSP!】
です。
  
私にとって一番興味深かかったのが田村淳さんの
「(足が速くなるために)ただガムシャラに走ればいいんじゃないんだ
というコメントでした。
  
まだしばらくアプリから見られるようです。
それで、詳しくは本人の授業を見ていただければ良いのですが、
少し説明しますと、
  
武井壮さんは
「速く走りたいのに10秒ぐらい走っただけでなんで疲れちゃうんだ。疲れってなんなの?」
という疑問に小学生の時にぶつかっていろいろと勉強したそうです。
  
すごい小学生だと思います。
  
そんな彼が
「当時は走りというのはただ全力で走ればいいと思っていた」
「全力で走るのは間違いだと気づいた」
と言うのです。
  
最初は
「は?」
と思いました。
  
ただ、彼の力学についての説明を聞いてみると
「な〜るほど」
と思いました。
  
私も自分なりの表現でまとめてみますと、要するに
「ボーリングの玉を速く前に飛ばしたい時に全力で蹴飛ばす人はいません。
ただ、ゴルフボールであれば速く前に飛ばしたいなら全力で蹴飛ばす人がいます。」
ということでした。
  
「重さが違うときにはアプローチの仕方が違うものです」
「だから、走り始めからゴールまで一歩一歩力の使い方は違うべきなんです」
   
言われてみれば目から鱗でした。
  
彼の授業自体は他にもいろいろ述べているのですが、
「ただガムシャラに頑張ればいいわけではない」
   
これが実に印象的でした。
   
そしてこれは理論暗記に通じるところです。
 税法理論の理論暗記はどのぐらいの「重さ」があるでしょうか?
  
結構大事な点なのですがあまり論じられていません。
「ゴルフボール」程度でしょうか?「ボーリングの玉」程度でしょうか?
はたまた「冷蔵庫」程度でしょうか?
  
電子書籍には結構詳細な考察を書いたのですが、残念ながら、この理論暗記の「重さ」については受験予備校もすぐには教えてくれません。
  
税理士講座のパンフレットにも目安の勉強時間が書いてありますが、
そこにはたいてい
※理論暗記のための時間は含まれていません。
と書いてあります。
  
  
「理論暗記の『重さ』については最初は公表しない」
というのが公式スタンスのようです。
  
これで甘く考えてしまう人が割といます。
  
まさか600時間とか書かれている時間よりもはるかに多くの時間を要するなどとは思いもしないのでしょう。
  
とはいえ、現実問題としては理論暗記は税理士試験の勉強の中でも最大級の重さです。
全力でガムシャラにやればなんとかなるといった代物ではありません。
  
むしろ全力で蹴ったら大怪我です。
  
もちろん「暗記をただガムシャラにやる」と勉強した気分にはなります。
  
読んで書いてとにかく必死にやると、「やった感」は出ます。
ただ、「やった感」と本試験での結果は必ずしも直結しません。
  
実際に経験者の予備校の講師陣はその辺の現実をよく知っていますので、よくよく話をして聞いて見ましょう。
  
一方でネット上ではいろいろな意見があります。
中には受験生に理論暗記の重さに気づかないようにさせて「大怪我」させようと目論む人もいます。
  
「ガムシャラに頑張りましょう!!」
というエールは必ずしも真の意味での応援とはなりえないのが理論暗記です。

       

気をつけましょう。