役立つ理論暗記


実に久しぶりの更新です。


もうすぐゴールデンウィークということで今年も直前期になろうとしていると思います。

最近の受験生の話を聞くと、替え歌で理論を暗記するという方法がかなりメジャーになってきているようですね。


うれしい限りです。

とはいえ、完全暗記ができる人が増加しているなかで、かなりハイレベルな競争を制する必要がありそうですから、本に書いた細かいノウハウは今こそより役立つはずです。細かいと思える点もありますが、試験当日の緊迫感からわかる通り1点が合否を分ける試験になります。役立ちそうなものはどんどん取り入れてください。


出版前の予想では執筆した内容は何年かするとだいたいネット上に出回ってしまうと思っていたのですが、電子書籍を出してもうすぐ2年になりますが、Amazonという企業が著作権を保護しているためなのか、あまり出回らない印象があります。たしかにアメリカの企業と著作権関連でもめたくはないという気持ちになるのは理解できるところです。


理論暗記はとても大変でしょうが、実務についていて、税務調査の場面などで細かい条文が歌になって頭に残っている分野とそうでない分野とでは、個人的な感覚として瞬発力に多少の違いが生じると思います。


今の時代、条文や国税庁のHPを調べることなどどこでもできますから、漠然としたことは誰でもわかり、誰でも調べられます。それぐらいの能力では差はつきません。


ただ、おかしな主張に出くわしたときに、それが条文の細かい点であっても瞬時に応えられるかどうかというのは、意外と大事だったりします。瞬発力で勝負が決まる場合もあったりします。


条文や、国税庁のHPは、そのあとの説明の際に、説得力を増すためにゆっくり使うわけです。


というわけですから、受験生時代の勉強はその後にも役立つ要素もあります。


がんばって理論暗記に励んでください。