今年の財務諸表論の本試験


主に税法科目の理論暗記対策で『税理士試験-替え歌暗記法』を書いたので、税法科目にばかり注目していましたが、今年の財務諸表論の本試験の理論問題においては、理論ソングブックがかなり役立ったようです。

 

そもそも財務諸表論の理論ソングブック自体は、読者の要望が多数であったので出版したのですが、要望通りと言いますか、今年の試験においてはかなり得点に直結しました。

 

近年、主流となっている財務諸表論の理論穴埋め問題です。

たとえば、

今年は、企業会計原則から、

・真実性の原則

・正規の簿記の原則

・単一性の原則

について穴埋めが出ました。

この3つについては、サンプルとして曲のすべてをYoutubeに公開してあります。

穴埋めのポイントは、一字一句原文通り暗記しておくことです。意味がだいたい同じでも、語句が違えば×です。

(とはいえ、受験生時代には意味が通るわけだから、〇でもいいのではないか、と思っていました^^;

ただ、時が経つと〇なわけないことに気づきます。なぜなら、字句を間違いなく書ける人もいるからです。その人たちと同じ〇にするわけにはいきません。)

 

そんなやっかいな穴埋めですが、購入者は鼻唄混じりで、あっさり解答できたようです。

 

そして「将来の期間に影響する特定の費用」です。

これも繰延資産の歌が理論ソングブックに収録されていました。

これも鼻唄混じりであっさり書けたわけです。

 

何日か前に購入して何回か通して聞くということだけでも、穴埋め8問は完全解答ができたようです。

 

ただ、残念なのは、穴埋め問題がさらに10問以上あったというところです。理論ソングブックの発行が、なかなか追いついていないので、すべての穴埋めには今のところ対応できていません。

 

穴埋めだけで、20問もあるとなると、歌を聞いたことがあったかなかったかだけで完全に合否を分けかねません。(仮に1問1点でも50点満点で20点となるとかなり大きいです。私が財務諸表論に合格したころはそこまで一字一句が要求されなかったような気がします。)

財務諸表論でも、一字一句の暗記を重視する傾向が、今後、強くなっていくのでしょうか?

 

理論ソングブックのさらなる充実を目指して、受験生の暗記を助けていこうと思います。

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