Kindleのいいところ-その17 「大ヒットしない本もある」

 

早速ですが、今日の「大ヒットしない本もある」というKindleのいいところという点を扱っていきたいと思います。

 

Kindleは出版と違い投資額が極端に少なく出版することができます。写真も挿絵もなければ、PCを持っている人であれば0円でも出版可能です。

そして、在庫管理といったことも不要です。

 

そうなると、これまで市場原理で「売れるものを本にする」という状況が出版業界にはありましたが、逆にいうと「少ししか売れないものは本にならない」状況がありました。

 

『税理士試験-替え歌暗記法』などまさにそうです。

どう考えても100万部の大ベストセラーにはなりません。

 

通常の市場原理だと本になりづらいのです。

 

地味な本です。

ただ、確実に必要としている人がいます。

 

以前、不動産業界にいたことがあり1LDK20万円という希少な物件がインターネットによって結構決まるようになったという状況を見たことがあります。

 

「独身のお金持ち」という世間からみたら少ない人数ではあるものの、「検索できるようにすれば」逆に成約しやすくなったというわけです。

 

その後、逆に、マンションを作る方がそうしたニーズがあるからと「独身のお金持ち」向けの物件ばかり作ってしまったことには問題がありますが、インターネットの特性は「小さい市場に訴えることができる」ということであることを教えてくれる現象です。

 

おかげで『税理士試験-替え歌暗記法』のような狭い市場向けの本も出版し困っている人のニーズにこたえることができました。

 

今後、そうした本が増えていくというのは悪いことではありません。

 

たとえ一人であろうと困っている人を助けるということは大切なことです。

 

もちろん、困った人たちをだまそうとする人もいるので、そうした詐欺には気を付けなければいけません。

その点で、「その8」で扱ったamazonの審査は今後、より重要性を帯びてくると思います。

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